チャトチャックで仕入れる方法|営業日・行き方・回り方と持ち帰りの注意点

バンコクのチャトチャック・ウィークエンドマーケット(チャトゥチャックとも表記)は、観光地として知られていますが、シルバーアクセサリーや革製品、雑貨、古着などを仕入れる場所としても使えます。

この記事では、チャトチャックで仕入れをするときに知っておきたい基本情報と回り方を、私が仕入れツアーで実際に回ったときの経験とあわせてまとめます。

結論:チャトチャックで仕入れるときの5つのポイント

  • 行くのは土日。営業時間は出発前に公式情報で確認する
  • 全部は回れないので、「探す商品のリスト」を作ってから行く
  • 手に取って値段を聞き、「日本でいくらなら売れそうか」まで考えて選ぶ
  • その場で全部決めない。ほかの店を見てから戻ってもいい
  • 販売目的で持ち帰る商品は、個人のお土産とは扱いが違う(とくにクロコダイル製品)

チャトチャック・ウィークエンドマーケットの基本情報

タイ国政府観光庁の日本語公式サイトでは、次のように案内されています(2026年9月30日確認)。

項目 内容
マーケット全体の営業 土・日 9:00〜18:00
金曜の夜 18:00〜24:00(同サイトでは「小売店&ショップのみ」と案内)
平日 一部のセクション(植物)のみ
規模 約1.13km²、約15,000軒以上のショップや露店
最寄り駅 MRTブルーライン カンペンペット駅/チャトゥチャックパーク駅、BTSモーチット駅(徒歩約5〜10分)

出典:タイ国政府観光庁「チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット」

場内はセクションに分かれていて、ファッション、ヴィンテージ、アート、インテリアなど、セクションごとに扱う商品の傾向があります。

金曜の夜については、案内によって「小売店・ショップのみ」「卸売のみ」と書き方が分かれていて、はっきりしません。金曜夜に卸目的で行く場合は、直前に最新の情報を確認してください。土日の営業時間も変わることがあるので、出発前にもう一度チェックしておくと安心です。

行き方:私はMRTカンペンペット駅を使っています

最寄り駅はいくつかありますが、仕入れツアーでは、MRTスクンビット駅から乗って、カンペンペット(カンペーンペット)駅で降りています。

名前につられて、1つ手前のチャトチャックパーク駅で降りたくなるところですが、マーケットを回るなら、私はカンペンペット駅の方が便利だと感じています。

帰りは、Grabでタクシーを呼んでホテルに戻りました。

チャトチャックで仕入れる流れ

1. 探す商品のリストを作ってから行く

チャトチャック・ウィークエンド・マーケットの通路と時計塔、大勢の人出

チャトチャックは、とにかく広いです。全部回ろうとしても、まず無理です。

なので、事前に「どんな商品を探すか」をリストにしておきます。現地では、そのリストと照らし合わせながら見ていきます。

2. 目当てのジャンルの店から回る

シルバーショップの店先で指輪を手に取って確認する様子

仕入れツアーでは、最初に、私が何度か行っているシルバーの人気店に向かいました。

いつもはお客さんが多くて、なかなかゆっくり見られない店です。この日はたまたま誰もいなくて、ゆっくり買い付けができました。しばらくすると、だんだん人が増えてきました。

3. 手に取って、値段を聞いて、日本での売値から考える

シルバーリングをトレイの上で一つ手に取って確認する様子

気になる商品があれば、実際に手に取ってデザインを見て、値段を確認します。

そのうえで、「日本でいくらくらいなら売れそうか」を考えます。安いから買うのではなく、日本で売るときの価格、利益が残るか、その値段でお客さんが欲しいと思うか。そこまで考えて判断します。

カラフルなデザイナーズバッグが並ぶ店頭のディスプレイ

この日はデザイナーズバッグの店にも行きました。デザインは良かったのですが、値段を聞いてみると、まあまあします。こういう商品ほど、日本での販売価格から考えて判断するようにしています。

4. その場で全部決めない

最初の店で気になる商品があっても、その場で全部決める必要はありません。

この日も、いろいろな店を回ったあと、参加者の方から「もう一度行きたい」という声があり、最初のシルバーの店に戻りました。ほかの店を見たうえで、やっぱり最初の店が良かった、ということもあります。

5. 終わる時間を決めておく

チャトチャックは屋外を歩く時間が長く、暑いです。ずっと歩いていると、けっこう疲れます。

仕入れツアーでは、最初から15時くらいに終了する予定で回りました。

チャトチャック隣接フードコートで食べたボートヌードル

お昼は、チャトチャックの隣の建物にあるフードコートで休憩。冷房が効いているので、ここに入るだけで少し回復します。この日はボートヌードルにしました。

暑さを考えると、終わりの時間を決めてから回り始めるのがおすすめです。

実際にチャトチャックで見た商品

古着・リメイクのデニムジャケットが並ぶ店内のラック

私が仕入れツアーで回った日に見た商品の一部です。

  • シルバーアクセサリー:リングやブレスレットなど。何店舗か回りました
  • 古着:普通の古着というより、デザインを加えて作り直したようなリメイク系のジャケット。こういう商品だけを集めて、Webで専門店を作ったら面白いのでは、と感じました
  • デザイナーズバッグ:デザインは良いが、値段はそれなり
  • クロコダイル製品:財布やバッグなど。オーダーも受け付けている店でした。店頭では、ヒマラヤのレディースのハンドバッグをおすすめされました
  • 革製品・雑貨:ほかにも革の店や雑貨の店を回りました

どの店にいつも同じ商品があるとは限りません。ここに書いたのは、あくまで私が行った日に見たものです。

実際にチャトチャックで仕入れをした日の様子は、バンコク仕入れツアー3日目で写真付きで紹介しています。

日本へ持ち帰る前の注意点

販売目的の商品は、お土産の免税の対象外

海外から帰国するときの免税範囲(その他の品目は海外市価の合計額20万円までなど)は、税関の案内で「個人的に使用すると認められるもの」に限るとされています。

つまり、販売するために仕入れた商品は、この免税の対象ではありません。仕入れ品の持ち帰り方や申告のしかたは、はじめての場合、事前に税関の相談窓口(税関相談官)で確認しておくと安心です。

出典:税関「7105 海外旅行者の携帯品の免税範囲」

クロコダイル製品はワシントン条約の確認が必要

ワニ革のバッグや財布などは、ワシントン条約(CITES)の規制対象になる製品です。経済産業省の案内では、個人のお土産として持ち帰る場合に限り、条件をすべて満たせば日本側の手続きが不要になる特例があります。主な条件は次のとおりです。

  • 附属書Ⅱに該当する種で、ワニを使用した製品は1人4個まで
  • 動植物の学名が、生産者や販売者の書類などで確認できること
  • 生きたものでないこと
  • 商業目的でないこと

附属書Ⅰに該当するシャムワニなどは、お土産であっても輸入承認などの手続きが必要です。また、ワニの種類によっては、原産地を証明する書類などが追加で必要になります。

販売目的で仕入れる場合、この特例は使えません。輸出国(タイ)のCITES輸出許可書など、所定の手続きが必要になります。

出典:経済産業省「個人の方向けの特例制度に関する情報」(最終更新日:2026年6月10日)

クロコダイル革のバッグ・ベルトが並ぶ店頭のショーケース

チャトチャックで行ったクロコダイルの店では、観光客向けに必要な書類にも対応してくれると説明されました。自分用のお土産として買いたい人には助かるお店です。ただ、販売目的の場合は話が別なので、別途しっかり確認してください。

よくある質問

平日でも仕入れはできますか?

マーケット全体が開くのは土日です。平日は一部のセクションのみの営業と案内されているので、仕入れ目的なら土日に行くのが基本です。

金曜の夜は卸売の日ですか?

金曜の18:00〜24:00に営業があることは、タイ国政府観光庁のサイトで案内されています。ただ、「小売店・ショップのみ」とする案内と「卸売のみ」とする案内があり、表記が一致していません。卸目的で行く場合は、直前に確認してください。

何時ごろ行くのがいいですか?

決まった正解はありません。私が仕入れツアーで行った日は、最初に向かったシルバーの人気店が空いていて、その後だんだん人が増えてきました。暑さもあるので、終わりの時間を決めて回るのがおすすめです。

クロコダイル製品はお土産として持ち帰れますか?

個人のお土産であれば、条件を満たす範囲(附属書Ⅱのワニ製品は1人4個までなど)で特例があります。販売目的の場合は特例の対象外です。詳しくは上の「クロコダイル製品はワシントン条約の確認が必要」を読んでください。

まとめ

チャトチャックは広くて暑く、店の数も多いので、なんとなく回るとあっという間に一日が終わります。

探す商品を決めてから行く。手に取って値段を確認し、日本での売値から考える。気になった店には、ほかを見てから戻ってもいい。そして、持ち帰る前に税関とワシントン条約のルールを確認する。

現地で値段を目の前で見ながら商品を探していくのは、宝探しのような面白さがあります。この流れを押さえて、チャトチャックでの仕入れを楽しんでください。

関連記事